2014年12月24日水曜日

第1回 えびスタ! ~ 恵比寿スタートアップ勉強会 ~ レポート

先日12月18日、恵比寿にある UZABASE 新オフィスにてエンジニア向け勉強会「えびスタ! 」第 1 回を開催させて頂きました。

移転したばかりの新オフィスで初めて開催する勉強会ということで不安な点もありましたが、50 人という定員枠に対してなんと 50 人オーバー近い参加登録を頂き、盛況のうちにイベントを終えることが出来ました。参加者の皆さん、ありがとうございました!


本記事では当日の様子をレポートしたいと思います。




今回のアジェンダは以下のとおりです。
前半はクックパッド、Retty、VASILY、 UZABASE から 4 名のエンジニアによるプレゼンテーション。後半は皆でわいわいエビスビール(恵比寿だけに)やピザをつまみながらの QA セッション + 懇親会でした!

時間
発表者
内容
19:00 ~ 19:20
小野 大器(クックパッド株式会社)
マイクロサービスアーキテクチャについて
19:20 ~ 19:40
梅田 昌太(Retty 株式会社)
Dev が AWS と出会って DevOps を目指した話
19:40 ~ 20:00
今村 雅幸(株式会社 VASILY)
プッシュ通知大戦争
20:00 ~ 20:20
文字 拓郎(株式会社 UZABASE)
NewsPicks を支える技術と怖い話
20:30 ~ 21:15
-
QA セッション
21:15 ~ 22:00
-
懇親会


<プレゼンテーション>

1.マイクロサービスアーキテクチャについて     小野 大器 様(クックパッド)

クックパッドからは小野様に、クックパッドが何故マイクロサービスアーキテクチャを採用したかということと、実際に行っている取組みについてご紹介頂きました。


クックパッドがマイクロサービスアーキテクチャを採用するにあたった経緯として


・ビジネスの変化(ブラウザからモバイルへの変遷といった環境の変化)
・巨大化するモノリシックなアプリではテストやデプロイに時間がかかり過ぎる

などの理由を挙げられていました。





えびスタ以前から「最近マイクロサービス気になる…!」という声を周りで聞いていたので、そのような方にとってはとても勉強になるセッションだったのはないでしょうか。


2.Dev が AWS と出会って DevOps を目指した話  梅田 昌太 様(Retty)

Retty からは 梅田様に、サービスの成長とユーザーの増加に伴う問題にへの対応と今後、そしてアプリケーションエンジニア出身の DevOps として AWS とどう関わっているのかについてお話頂きました。


ユニークユーザーが 10 万人以下のサービス黎明期から 200 万~ 400 万人の人気サービスにまで成長していく過程で 、インフラアーキテクチャをどのように変化させて対応していったのかついて取り上げていらっしゃいました。






またインフラで利用されている ElasticBeanstalk についての詳しい説明もされていました。
ElasticBeanstalk は AWS から無料で提供されている アプリケーション管理サービスです。AWS内のアプリケーションに対してデプロイの詳細を自動的に設定してくれます。
参加者には ElasticBeanstalk を利用されている方はほとんどいなかったのですが、このセッションを聞いて気になったという方も多かったのではないでしょうか。


3.プッシュ通知大戦争  今村 雅幸 様(VASILY)

VASILY からは今村様に、iQON で行われているアプリのプッシュ通知に対しての取り組みをご紹介頂きました。(ちなみに VASILY さんは UZABASE と同じビルの 1 フロア下のご近所さんです)


プッシュ通知のメリットとそれに付随する課題にはじまり、代表的な ASP サービスの比較から、自前でプッシュ通知サービスを実装するにあたりおこなった様々な工夫(配信の最適化・スケーラビリティーの確保の仕方・通知の分析など)まで、プッシュ通知まわりでのノウハウについてお話頂きました。


テスト配信における秘話などタメになる話が満載でした。




4.NewsPicks を支える技術と怖い話  文字 拓郎(UZABASE)

弊社からは 3 ヶ月前に NewsPicks チームに join したばかりの文字が、急成長を続けるサービスの裏側がどのようなアーキテクチャで構成されており、どのような工夫を行っているのか、実際にあった事件なども交えてご紹介。

今までにあった怖い話として、荒ぶる Redis、暴走する Phantom JS、互換性肥満などといった事件の原因及び、解決策としてどのような工夫を行ってきたのかについてお話しました。




プレゼンテーションのあとはエビスビールとピザを頂きながら、しばし休憩を挟んで、後半の QA セッションへ。




<QAセッション>

QA セッションでは本日登壇された 4 名によるカジュアルな質疑応答が行われました。ガリガリにテック寄りの質疑応答が行われたわけではなく、ゆるい雰囲気の中で、ビール片手に冗談を交えながらの進行でした。
質問は、会場にいる参加者全員に対して、スマートフォンを用いて 4 択のアンケートで回答をとり、その結果をスクリーンに表示して共有する、という形で行われました。弊社杉浦恒例のリアルタイム参加型です!


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登壇者の方には代表して、各自選んだ回答に対しての意見や、なぜその回答を選んだのか、などのお話をしていただきました。ユーモラスな回答も多かったのですが、時には登壇者の方の熱いお話を聞くこともできました。

質問内容は、好きなエディタは何かという質問から、普段聞きづらいような攻めた質問まで様々で、エンジニアジョークが飛び交うセッションでした。登壇者の意見を聞いて、他のエディタや他の言語に浮気してみようかな、なんて思った方もいたかもしれませんね。


また、登壇者以外の参加者がアンケートページで入力したコメントもスクリーンに表示されるようになっていて、そのコメントに対しての笑いも起こり、会場全体で盛り上がっていました。


その後は同じ会場内で懇親会を行いました。参加者の方と主催企業エンジニアの垣根なく、皆様思い思いに交流されていました。
集合写真を撮れなかったのが心残りです…
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幸いなことに「次回はいつですか」というお声も多数頂けたので、是非次回も開催したいと思います!恵比寿オフィス引っ越し後まもなくの勉強会で到らないところも多々ありましたが、次回の勉強会では今回の反省を活かしてより良いものにしたいと思います!


みなさまご参加ありがとうございました!

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